乳腺外科 和歌山ブレストクリニック

NANKAI和歌山市駅直結 和歌山市東蔵前丁39 キーノ和歌山 3階

ご予約・お問い合わせ 073-425-3200

よくあるご質問

受診について

子供の同伴は可能でしょうか?
乳がん検診や外来受診時にご一緒に来て頂いても結構です。診察時や検査時にはスタッフが対応させて頂きます。
また、ベビーチェアは当院内に、おむつ交換ベッドは同フロアのトイレに付属しております。
ご遠慮なさらずにスタッフへご相談ください。
妊娠中、授乳中で胸にしこりなど気になることがあればどうしたらよいですか?
妊娠中、授乳中でしこりを触れるがどうしたらよいのかわからなく不安に思われる方もいらっしゃると思います。一人で悩まず、まずはその触れるしこりが本当にしこり(病変)かどうかを専門医により判断することが必要です。一般的に乳腺に病変があるかどうかを判断するには視触診、マンモグラフィ検査、乳腺超音波検査をおこないます。しかしながら妊娠中は胎児への被爆の問題や授乳中は有用性からマンモグラフィ検査よりも視触診と乳腺超音波検査を主体におこないます。その結果、病変が見つかればさらに精密検査をおこない、病変がなければ引き続き検診を受けて頂きます。
乳がんの治療予定です。セカンドオピニオンの予約方法について教えてください。
乳がんの治療は多岐にわたりますので、短時間で次々に決断をしていかなければならない状況において不安な事が多いと思います。院長よりわかりやすくご対応させて頂きますのでご安心ください。
その際、持ち物としてマンモグラフィや乳腺超音波検査、その他画像検査と病理検査をしておりましたらその画像と結果をお持ち頂くとより明確にご説明できますので主治医の先生とご相談ください。 また、諸事情により画像等の準備が難しい場合でもお話をお伺いすることは可能ですのでご相談ください。電話で予約をして頂いたら結構です。
乳がん術後10年以上が経過しています。どこで乳がん検診を受ければよろしいでしょうか?
乳がんの経過観察は他のがんと異なり、10年間する事が一般的です。
しかしながら、それ以降は外来主治医からそろそろ卒業です、検診で見てもらってくださいと言われることが多いと思います。術後10年目以降は元の乳がんの再発よりも、手術をしていない反対側の乳房へ新たにがんの発生するリスクが少しばかり高いために、引き続き乳がん検診を受けることをおすすめします。
市町村の方針にもよりますが病状が落ち着いていましたら、通常の市町村の検診を受けて頂くか、乳腺を専門にしているクリニックで検診を受けて頂いたらと思います。
駐車場はありますか?
キーノ和歌山の北と南側に約300台駐車できる駐車場があります。どちらに駐車して頂いても結構です。 当院を受診して頂きますと受診者ご本人へ2時間の駐車無料券をお渡しさせて頂きます。
  • 南海和歌山市駅駐車場
  • 南海和歌山市駅駐車場第2
はじめてクリニックに行く時に必要なものはありますか?

健康保険証は必ずお持ちください。

下記のものは診療の参考になりますので、できましたらご持参ください。

  • 人間ドック、市民検診の検査結果
  • 他院での紹介状
  • マンモグラフィ画像(デジタルデータのCD-ROMまたはフィルム)
  • お薬手帳

また、問診票も事前にプリントしてご記入し、お持ち頂くと受付がスムーズになります。

乳がんについて

乳がんの診断について教えてください。
乳がんの診断は問診、視触診をはじめ、マンモグラフィ検査や乳腺超音波検査をおこない乳がんを疑う病変があるかどうかを確認します。 さらに必要に応じて乳腺MRI検査や細胞診、針生検などの病理検査を行い、画像診断と病理診断を併せて乳がんと診断します。
乳がんの治療について教えてください。
乳がんと診断がついた場合は手術、放射線治療、薬物療法を組み合わせて治療することになります。 当クリニックではがん診療連携拠点病院である日本赤十字社和歌山医療センターと密な連携をとっており、速やかに治療が開始できます。
ブレストケアナースとはどういうスタッフですか?
あまり聞き慣れない言葉で、中には初めて知ったと言われる方もいると思います。
当クリニックは「乳腺に関するすべての不安を安心にかえるクリニック」を診療理念として、数々の取り組みをおこなっております。受診される方で、抱えている不安をなかなか表にだせない方もいらっしゃいます。そのような方に寄り添い、気軽に不安を話せて、乳がん患者さんのケアが経験豊富な看護師の事をブレストケアナースと呼んでいます。不安な感情は人に話すと楽になります。検査の事でも治療の事でも、不安に思うことは何でもお気軽に話してください。
日赤がんセンターとは何ですか?
日本赤十字社和歌山医療センター内でがんを専門的に診療する場所です。同センターは2019年に地域がん診療連携拠点病院「高度型」に指定され、その有する機能を集結、強化したものが日赤がんセンターです。当クリニックの院長も日赤がんセンターの設立に関わってきました。
日赤がんセンターとはどういう事をする所ですか?
がん医療は単一の診療科だけではなく、複数の診療科が関わって診療をおこないます。そのため、診療科の垣根や縦割りの弊害をなくし、がんの種類別(臓器別ともいいます)にエキスパートが集まり医療を提供する所(ユニット診療ともいいます)です。
乳がんにおいては乳腺外科から新たにブレストセンターを開設し、それらの診療を担っています。

検診について

市町村の乳がん検診は受けられますか?
和歌山市、紀の川市や岩出市の乳がん検診(無料クーポンや補助による乳がん検診)を実施しています。
予約制になりますので、お電話で申し込みください。
その際、「和歌山市、紀の川市や岩出市の乳がん検診を希望」とお伝え頂くと、スムーズに予約の取得が可能です。
マンモグラフィ検診 施設・画像認定とはどういうものですか?
マンモグラフィ検診 施設・画像認定はNPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構から自施設の乳房撮影装置が検診精度管理の線量・画像基準が満たしていることを証明する認定のことです。
検診マンモグラフィ撮影認定とはどういう認定ですか?
日本乳がん検診精度管理中央機構がおこなっているマンモグラフィ撮影をおこなう技術を認定する制度です。
技術認定はAからD判定までの4種類あり、AまたはB判定がマンモグラフィ撮影をおこなう技術と知識が十分とされています。
マンモグラフィ検査とはどういう検査ですか?
乳がんの早期発見に有効とされている画像検査の一つです。専用のX線撮影装置に乳房を挟み、レントゲン写真を撮ります。乳房を圧迫するために痛みを伴いますが、そうすることにより被爆の低減と病変をより鮮明に写し出すことが可能です。
マンモグラフィ検査のカテゴリー分類について教えてください。
マンモグラフ検査の結果表にはカテゴリー分類が載っています。これはマンモグラフィからどれくらい乳がんの可能性があるのかを表す分類です。
カテゴリー
分類
所見 乳がんを
疑う確率
カテゴリー1 異常なし 乳がんを疑う所見はなし
カテゴリー2 良性病変のみ
カテゴリー3 乳がんを否定できず 5−10%
カテゴリー4 乳がんの疑いあり 30−50%
カテゴリー5 マンモグラフィ上は乳がん ほぼ100%
カテゴリー3以上が要精密検査となります。
マンモグラフィ検査の結果、石灰化があると言われました。石灰化とは何ですか?
石灰化とはレントゲン写真に小さく白く写ります。これは様々な原因によりカルシウムが蓄積した結果です。原因として良性病変の事が多いのですが、乳がんの可能性もありますので大きさや形、密度によりさらに精密な検査が必要かどうかを判断します。精密検査として乳腺MRI検査やステレオガイド下マンモトーム生検があります。
マンモグラフィ検査はレントゲン検査のため被爆が心配です。
マンモグラフィの撮影は1回で約0.1mSvで、左右2方向を撮影すると約0.4mSvの被爆となります。人は何もしなくても自然から年間約2.4mSvの被曝をしています。また、日本からアメリカへ飛行機で移動した場合は0.2mSvの被曝をしています。よって、マンモグラフィの被曝量は多くはないとされています。しかしながら、不必要な検査は行わず、必要最低限の検査にした方がよいでしょう。
乳がん検診を2年に1回受診していますが、心配なので半年毎に受診した方がいいのでしょうか?
2年もの間隔があいて、その間に乳がんになっていないかどうか心配ですね。現在、一部の地域を除いて、市町村主体の乳がん検診はその費用対効果比から2年に1回のマンモグラフィを用いた乳がん検診が行われています。自覚症状がない人の乳がん検診を半年の短期間でしたからといっても良かったという報告はありません。むしろ、不要な放射線を浴びることの方が心配です。だからすべての人が半年毎に受診することはすすめられていません。 しかしながら、まれに発育の早い乳がんの場合は検診と検診の間に見つかることがありますので、このように自覚症状を認める場合は早めに専門医の診察を受けてください。
乳腺超音波検査とはどういう検査ですか?
乳腺超音波検査は乳腺エコー検査とも言います。乳房にゼリーを塗り、そこに超音波をあて、その反射波を画像に映し出すことで乳房の内部を観察します。マンモグラフィ検査のような被爆がなく、妊娠中でも安心して検査をする事ができます。
乳がん検診の結果の要精密検査が必要と言われました。
乳がん検診の結果で「要精密検査」と言われた場合は、乳がんの可能性もありますので、更に詳しい検査をする事になります。
ただし、「要精密検査」と言われても必ずしも乳がんである事とは別ですので、過度の不安は禁物です。まずは乳腺専門医による診察をうける事をおすすめします。
ホームにもどる