ロゴ作成にあたり、当クリニックの理念である「乳腺に関わるすべての不安を安心にかえるクリニックであること」が最初に頭に浮かびました。その上で、選ばれるクリニック、そして選ばれたら受診して「安心」、診断してもらって「安心」、術後の治療まで診てもらって「安心」。「安心」をロゴ作成の大きなコンセプトとしました。また、院長が乳腺の診断·治療、そして経過を一環として診る事ができるのも患者さんへの大きな安心へつながると思いました。
さらに、乳がんの早期発見に重要なマンモグラフィ装置や超音波装置を導入し、かつ高度な設備の整った高次医療機関と密な連携をする事で、患者さんが迅速に適切な医療を受けられる体制を整えています。その反面、個人のクリニックならではの気軽に相談できる「乳腺のかかりつけ医」でありたいと思いました。
その様な背景のもと、「ブレストクリニック」※という表現のなじみがあまりないため、乳腺専門のクリニックとわかりやすいようにピンクリボンを用いた案を作成し、ピンクリボンのシルエットなどで「安心」のイメージを表現したいと思いました。また、落ち着いた内装のイメージから、シンボルカラーにピンクを使用する場合でも少し落ち着いた色彩で考えました。
その結果、クリニック名の頭文字「W」をモチーフに、乳がん早期発見·治療のシンボルである「ピンクリボン」をイメージさせるデザインになりました。「ハート」を連想させる形は真心と親しみを意味し、診療理念である「安心」を届ける診療を表しています。また、ハートが2つ重なっているのは高度設備の整った医療機関とも密な連携を取り、最新·最善の医療を提供する事を表現しています。カラーは派手さを抑えたサーモンピンクを採用し、見る人の不安を和らげ落ち着いた雰囲気にします。シンボルにあわせるフォント(字体)も、信頼感と優しさを兼ね備えた英文と和文を採用し、落ち着いたグレーで表現しました。
みなさま、いかがでしょうか。
※「ブレスト」とは乳腺の事を意味し、欧米ではブレストクリニック、ブレストセンターなど多くの乳腺専門の施設で使用されています